↑サムネ、苦労した挙げ句にやっとメルマガフォームを設置することができた例↑
恥ずかしながら今まで私はいわゆる「ファネル」を使ったビジネスという概念をほとんど無視し、今まで仕事をしてきました。
ファネルとはこういうものです。
そうしなくてよかったというのはコロナ前まで、自社の商品を販売するという考えがなく、「うちの会社は広告業だ」という考えだったからに他なりません。いや、広告費を頂いているからやらなくてよいということではなく、それよりもSEOで上位表示することこそが一番重要だと思っていました。
メディアとして意識していたので、商品を作るというのが非常に億劫でややこしいと思っていたので、広告業でいたい=「SEO is ALL」だったわけです。
しかしながら、このコロナ禍を通して色々改めてビジネスを学びなおしていくうちに、自分の考え方が変わりました。
伝えたい人に伝えるには広告業では駄目なんだなと思ったんですね。
そこでいくつか方法を検討しているうちに取り組んでみたいと思ったのが、以前から気になっていたにもかかわらず全く出来ていなかった「メルマガ」なり「ステップメール」です。
そしてステップメールを調べてみると、結論からいえば「MailChimp」と「Convertkit」に行き着きました。
ここからは私が最終的にConvertkitを選んだ過程をご紹介します。
ステップ1:Convertkitに挑戦
まずは無料のyoutubeです。
YouTubeでそもそも日本語で話している人はほとんどいなかったので(当時)、外国人数人のyoutubeを見て見るとたいていがコンバートキットを推しています。だから私も、まずはコンバートキットを月額課金してしてやってみました。
みんな簡単だと言うので「管理画面に入って、1時間程度触われば何となくわかるだろう」と思っていたのですが、実際にやってみると「いやー、まったく意味がわからない」。
管理画面で表示されている項目数はそこまで多くないはずなのですが、さっぱり頭に入ってきません。
特に日本語化されているわけではないので、英語でドキュメントも読まなければいけなく(今思えばグーグル翻訳使えばよかったのですが)、更に意味がわからない。
これは時間のロスだと思って、ココナラやクラウドソーシングでコーチしてくれる人を探したのですが、あまりにもこれらのツールを使っている人が少なすぎて、コーチさえ集まらない状況です。
埒が明かないとおもって、Udemyでコンバートキットのことを紹介している動画を購入しました。
おかげで設定はなんとなくわかったのですが、一通り見てもわからない点がまだまだある状況で、単純なメールが送らられたら自動返信するまではわかったのですが、それ以降のステップメールの実践が難しかったです。
何となくは理解できているものの、どうやってそれをサイトに落とし込むのか、動画2つぐらいではシステムを理解するのに苦労しました。
ステップ2:MailChimpに挑戦
とりあえず、もういいやと思って一回諦めたのが去年。
しかし、今年になり自社でのサービスが本格的にスタートすることになり、やはりメルマガは必要だと思って今度はMailChimpに挑戦しました。
MailChimpは分かりづらいと言われていましたが、管理画面自体はわかりやすく、ユーザビリティも大変優れていると思います。
また、コンバートキットは管理画面がスマホ対応していませんが、メールチンプはスマホ対応している上に、アプリまであります。
なので、メールチンプを理解して使いこなせている人たちは、常にメールチンプをいじったり確認することができる、非常に優れたソフトです。
ただし私はというと、Udemyでこちらも購入したMailChimpの解説動画を何回も見てもやはり頭に入ってきません。動画自体が数年前のもので、管理画面が新しくなっており、動画で支持されている箇所が、どこに当たるのかが理解できていなかったのも問題でした。
ブログもいくつも読みましたが、断片的に書かれているものが多く全体像が理解できません。
国内のメルマガフォームを使ったことがあるのですが、その時はすぐにわかりました。しかし、海外のメルマガスタンドは登録フォームと、通常のメール、ステップメール、その他諸々をバラバラに設定する必要があり、かつそれらをつながないといけないのです。
こういったメルマガに対する概念が全く違うので、理解すし、対象のものを探し出すのに苦労しました。
もはやこれは駄目かな・・・と諦め始めたときに見つけたのがこの動画。
https://www.udemy.com/course/mailchimp_entry/
和田美香さんという講師の方の無料の動画!この無料動画が今までいくつもかった有料動画よりもずっとわかりやすかったという(笑)。
この動画のおかげでメールチンプの概念や、初期設定がやっとわかりました。
メールチンプの難しい点
自社のテンプレはメールチンプにも対応しているため、メールチンプを使うとものすごく楽なのですが、結論から言えばメールチンプは諦めました。
メールチンプを使っていて難しいと思った点が、登録フォームからのグループ分けです。
色々な登録フォームをバンバン作って、それぞれでグループ分けが簡単にできると思っていたのですが、それがメールチンプではよくわからないのです。
ステップ3:再びConvertkitへ
ここまで相当な学習コストがかかっていますが、メールチンプがある程度理解したまでも、登録フォームからのグループ分けやら何やらで困った私は再びConvertkitへ移動。
お風呂場でもMailChimpとConvertkitの動画を何回も見ていた私は、以前よりは戻ってきたときに理解することができました。一番は全体像が把握できたことが要因だと思います。
Convertkitに戻ってみると、私がやりたい登録フォームごとにグループ分けするやり方や、ステップメールのやり方が比較的ラクにわかりました。
https://www.udemy.com/course/how-to-use-convertkit/
https://www.udemy.com/course/wordpress-convertkit/
私が参考にしたのはこういった動画です。
こういう新しい概念が入ったものを理解するときは、いくつもの動画をぐるぐる何回も見ていくうちに理解していくものだとわかっているので、Convertkitという名前がつく動画はたいてい購入します笑。
というわけで、お陰様でやっと、登録フォームやステップメールのやり方がわかり、実装できそうです。
まとめ:直感的に使えるのはコンバートキット
初心者にとっておすすめなのはどちらかといえば、「まだわかりやすいConvertkit」です。
ただ、メールマーケティングに関する概念が全くない人にとって、理解するのはとても大変なのでそれなりの学習コストがかかると思ったほうが良いでしょう。
1時間5000円でも1万円でも払ってでも教えてくれる人がいるなら、その人に聞くのが一番はやいです!(探してもいなかったから私は動画やらブログやらを見まくりましたが)
サーバーのDNSを一部書き換えたり、Thank you ページを作ったり、などウェブサイトとも連携しなければいけません。加えてステップメールであればライティングもしていないといけませんので、比較的このメルマガスタンドは総合力を試されるなと思いました。
こういったことが理解できるようになれば、セールスでは非常に強力です。国内のメルマガスタンドではそもそも、フォームの設置が難しかったり、カテゴライズが難しかったり、Thank youページで更にアップセルできなかったり、といった自由度が低いものばかりですが、MailChimpやConvertkitではそれらができます。
ただ、学習コストがかかりますし、そこまで複雑なことが必要ないということであれば、わかりやすい日本のメルマガスタンドでも十分な気がします。
また、本当はマーケティングオートメーションという概念からいえば、Hubspotがベストなのかもしれませんが、Hubspotはステップメール付きだと月額10万円とそれなりに高いです。読者が相当数増えるまではメルマガスタンドで十分かなと思っています。
というわけで、ファネルをしっかり設計しようと思うのであれば、これらのツールは割けて通れませんが、そこまでは考えていないのであれば、無理に習う必要はないのかなというのが、個人的な意見です。
これからこの2つのメルマガ動画コンテンツがUdemyでも、youtubeでもどんどん増えてくれることを願います。
現時点ではこういう設定をしてくれる人が気軽に見つからないので、ある意味こういった動画や設定代行してくれるサービスはチャンスかもしれませんね。