セブ島&国内のリゾートホテルから学ぶマーケティング戦略

先日セブ島マクタンにあるクリムゾンリゾートに行ってきました。
クリムゾンリゾートといえば、セブ島の5スターホテルで新型コロナ前までは1泊辺り最低でも3万円はしていたと思います。

現在は1万円前後という格安状況です。
というのも、セブ島の特にマクタンと言われるリゾートエリアは、観光で儲けていましたので、その観光が全く入らないとなればリゾートは潰れるか、値段を下げてローカル向けに提供するしかありません。

今回思ったのは、何かあった際はセブ島の人たちでさえ(超富裕層や富裕層ではない人たちでさえ)も最高級のものに足を運ぶんだなと思いました。

中途半端なものには無意識に価値を感じていません。クリムゾンリゾートに行くのは5スターの割にお得感がるからです。

セブ市民にとってホテルは、3つのカテゴリーがあります。
1泊2000円程度の格安ホテル(セブ市内、マクタン問わず)
4スター、5スタークラスの市内のホテル
4スター、5スタークラスのマクタンのリゾートホテル

この3つです。
格安型
その中でも格安ホテルは正直ユーザーは値段だけを考えているので、どのホテルがよいとか悪いとかはありません。まあ、あったとしても大した差ではありません。

日本ではこのジャンルはアパホテルが強いですが(コロナ前は全然格安じゃなかったですが)、このクラスの人たちはアパホテルじゃなくても、安くてそこそこであればどこでもいいと思う人が多いです。

なので、この業界で勝負をして生き残るのはめっちゃ大変だと思います。しかもこのコロナ禍ですから、価格勝負です。今アパホテルに泊まる人たちは多いと思いますが、それはアパホテルが素晴らしいホテルだからではなく(清潔感のあるホテルで私も好きですが)、第一に値段が安いからです。まあ、最近のアパの部屋はお風呂のお湯が自動で止まったり、ベッドが大きめに作られてたり、部屋の設計が狭いなりにもかなり工夫されているのは素晴らしいと思います。

ただ、それよりも値段や立地でしょうね。いや、立地でさえも値段が極端に安ければ気にしないかも知れません。

続いてセブ島の市内の中〜高価格帯のホテル、これが一番厳しい。
一般の人達はコロナ禍でたまには外にでかけたいと思ったら、市内のホテルに泊まる事はありません。リゾート地にいきます。

しかも市内のホテルは特別素晴らしい内装だったり、食事がおいしかったり、ラウンジが立派だったり、VIP感があるわけではないです。
であれば、いくら値段が下がっていたとしても泊まる理由がありません。

リゾートのようにパッとした売りがあるわけではありませんから、ユーザーの頭の中に印象がありません。特別サービスが悪いわけではありませんが、ファンを獲得しているような動きもありませんでしたので、その点でもユーザーの頭には残っていないんだと思います。まあ、カジノみたいに大きな差別化につながるものがあれば別ですが。。。

日本でいうとどうでしょう、ぱっと思いつかないですね。
ヴィラフォンテーヌとか、汐留の何とかパーク系ホテルとか、もう少し高ければプリンスホテルとかでしょうか。
ビジネスパーソンなら格安ホテルのような狭い部屋で狭い机で仕事をするのは避けたい人も多いと思います。

大きな机で仕事をしたい、いい椅子で仕事をしたい、気分を変えたい・・・などのような人はこれらのホテルに泊まるのではないでしょうか。

でも、そもそもパッとこの価格帯が思いつかないぐらい、この価格帯のインパクトが少ないということになります。

だから、私達が何か商品やマーケティングメッセージを作るときには、他社と同じような商品でカジノのように差別化できるものがなく、更に中途半端な価格帯は一番よくないのではないでしょうか。
もちろん、価格だけの問題ではありませんが、基本的に価格は商品の価値に反映される(とユーザーが思い込んでいる)ため、中途半端で目立たないものになると、ホテル(もしくはそこそこのホテル)というカテゴリーになると思い出してもらえないのかもしれません。

最後にセブ島の最高級リゾートを見てみたいと思います。

4スター、5スターのホテルは値段を半額以下の爆下げしています。
フィリピン人ローカルにとって、これらのホテルは今まで外国人観光客しか泊まれなかったホテルです。まさかの半額以下で自分たちの手の届く範囲にきたのは、非常に魅力的にうつります。

しかも、ユーザーのマインドにはこれはコロナ禍の特別な価格だという期間限定感がありますので、今行かなければ損だ!と思わせる十分な期間限定による説得材料があります。なので、インパクトがかなり大きいです。
加えて5スタークラスは、4スターや3スターに比べて、規模も開放感も圧倒的に違います。5スターと4スターには超えられない壁がありますね。

ただ、実際の所、2つの5スターに9月と11月に泊まってみたのですが、、、、
コロナ禍で人員も削除して、プールや食事も限定的になっており、安い値段相応のサービスと質になっています。

今まで通りの5スターだと思っていくと痛い目を見ます(苦笑)。

とはいえ、施設自体は大きく変わっているわけではありませんので、サービスの質が多少低下したとしても、プールと開放感の代金だと思えば、まあ満足度としては大きくは下がりません。
というわけで、これらのホテルは満室ということはありませんが、私が行ったときはある程度は入っていました。

日本を見てみると高級ホテルといえば、帝国ホテル、ペニンシュラ、マンダリン、リッツ・カールトンなど色々あります。

しかし、一番人気な高級リゾートといえば、今は星野リゾートじゃないでしょうか。

帝国ホテルやペニンシュラ、リッツ・カールトンは同じ業界で競い合っていますが、星野リゾートはジャンルが違うように思われています。

パソコン業界でいえばwindowsのDELL、富士通、ソニー、パナソニックがある中、Macというジャンルがあるみたいなものです。

星野リゾートはまさにMacです。

ユーザーの頭の中に星野リゾートは「別枠」というイメージが出来上がっています。
エクシブとかもそうかもしれません。もちろん詳しく知りませんw

ユーザーはリゾートに行きたいので、やっぱり星野リゾートはこういう点で強いですよね。
日本のリゾート地にはシェラトン、ヒルトンなどもありますが、マーケティングとして成功しているのは、星野リゾートのような気がします。

というわけで、私達ができることといえば、とにかく同じパソコンというジャンルにいながら、全く別の商品に思えるMacを作る事だと思います。
マンダリンだってペニンシュラだって、ヒルトンだって、探せば恐らく独自の強み、つまりmacに見せる方法はあると思います。

ただし、それがユーザーに伝わっているかどうかは別の話ですよね。
マーケティングメッセージがポイントなのか、それともカテゴリーの区切り方がポイントなのかは分かりませんが、デザートは別腹と思われるようにならないと、いざという時に思い出してもらえないと思います。

当サイトが作るサイトであり、商品であっても、そうなれるように努めて行ければと思った今日このごろでした。

SAITO JUN
SAITO JUN
株式会社reminisceの代表 中央大学数学科を中退、25歳までフリーター、26歳で1年通販のネットショップで働いた後にアフィリエイトで独立。 1年後、目標のボーダーラインに達し、また1日1〜2時間前後で済む流れができたのでフィリピン留学を決意。 留学するまでTOEIC300点台、英会話力ほぼゼロだったが、4ヶ月の留学で英会話力が伸びるコツを会得。 独学で全然身につかなかった英会話が、フィリピン留学で身につけれたことに感動を覚え、帰国後多くの方にフィリピン留学のすばらしさを知ってもらいたく、自身の経験を元に2013年から俺のセブ島留学(マナビジンの前身)としてサイトを立ち上げる。 幸いほとんどライバルらしいライバルがいなかったこともあり、フィリピン留学関連サイトとしてアクセス数トップクラス。アフィリエイトサイトはそれを機に一部を残して売却し、留学メディアとコンサル事業に集中。 コロナ後は自社メディアをいくつかと、クライアントのメディア立ち上げ、コンサル(アドバイスだけでなく、企画・集客、ディレクションまで)を行っています。

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