ポジショニング戦略「○○といえば自社サイト」という定義にあなたのサイトは何が入るか?

新型コロナ前はYouTubeの撮影やら観光ネタやらで、(今思えば)かなり無駄なことにお金や時間をガンガン使っていましたが、新型コロナがおきて目が覚め、改めて自社を見直す機会があり、その時に「○○といえば自社サイト」という定義を見つめ直す機会が得られました。

この

「○○といえば自社サイト、という言葉の○○にあなたのサイトは何が入るか?」

は究極的な質問です。

1位は偉大

そもそもなぜこの質問が重要なのかといえば、自社サイトの明確なポジショニングを作るためです。
そのカテゴリーでNo1になるためにはこの言葉を作らないといけません。

よく言われる話で日本で一番高い山は富士山、では2番めは?

というのがあります。2番めは思いつきませんよね。

だから、2位になってはいけないという話です。ユーザーの頭の中には1位しか残っていません。
最大7つと言われていますが、実際の所1位が2位の2倍以上の差をつける事がほとんどです。

仮想通貨は?と言われて仮想通貨好きは7ついえるかもしれませんが、大抵の人は「ビットコイン」以外知りません。
そして、ビットコインのシェア率は巨大です。ビットコインよりもすぐれた機能を持つコインはごまんと出てきていますが、ビットコイン以上に知名度の高いものは出てきていません。なので、そのカテゴリーではもうビットコインを超える事はまず不可能です。

1位は偉大です。

というわけで、自社サイトが何かしらのカテゴリーで1位をとるためのキーフレーズ、それが「○○といえば自社サイト」というわけです。

この定義を作るためには

1,自社の強みが何か、自分自身の強みが何かをしっかり研究する必要がある。

2,他社の強みやライバルが出来ていることを、リストアップしたり、ユーザーの頭の中にあるマーケティングシェアを考えて見る必要がある。

3,その上で他社にできなくて、自社にできる強みを考えて見る必要がある

4,更にそれがそもそもユーザーにとって、求められていることなのか、価値があることなのか、ボリュームがあることなのかを考える必要がある

こういったステップがあります。

例えばうちのマナビジンの例でいえば、
1,自社の強みは「フィリピン留学を知っている」「海外留学を知っている」「留学生の成功パターン、失敗パターンを知っている」「8年やっている」「セブに強い」など、その他もろもろあります。

自社の強みないし、自分自身の強みというのは比較的謙遜しがちです。私も自社であったり、個人の強みって特にないと思っていましたが、これが掘り下げてみると多少、他の方にも説得させる材料は出てくるものです。

なので、やはり自社の強みを掘り下げるというのは非常に重要だと認識しています。

2,競合を調べる
直接的な競合はマナビジンは英語学習サイトのカテゴリーに属するため、「英語学習メディア」
商品を売るなら間接競合は「オンラインウェブサービス(商品を売っている所)」といったところでしょうか。それ以外も色々あります。

そして、これらのサイトをそれぞれピックアップして、英語学習メディアが何が出来ていて、何が出来ていないのかを調べる必要があります。
それぞれのメッセージがどんなメッセージで、ターゲットは誰で、どんな価格帯なのか。

これもかなり大変な作業です。調べようと思うと他社は無限にありますので、どこまでを直接競合と捉えて、どこからを間接競合ととらえるかを考え直さないといけません。

3,自社ができて他社ができない強みを考える。
これは基本的に1と2を組み合わせて見て、他社ができないことを調べる作業になります。

ここでは特徴を含めてとりあえずリストアップしておきます。

4,ユーザーが求めているものを探す
他社にはない自社の強みができても、それがこれから取りたいユーザーのニーズとマッチしていないと話になりません。
例えば、マナビジンないし、俺のセブ島留学はセブ島留学に強いメディアでした。

しかしながら、このコロナ禍セブ島留学をしたい人はいないでしょう。いくら、強みがあってもそれがユーザーのニーズとマッチしていなければ、多くの人には刺さりません。
そこでもっと抽象化して、セブ島留学で得られた経験を読者の方に別の形で提供できないかな?っと考える必要があります。

そのためには、今度はユーザーが求めているニーズをしっかり把握していく必要があります。
ユーザーが求めているニーズを把握する方法は、頭でただ考えるだけでなく、アンケートを何回もとってみることをおすすめします。一番いいのは既にいる顧客リストです。難しければクラウドソーシングや知り合いといったところでしょうか。

例えば、最初は英語学習に困っている人→そこから見えてきた人でちょっと興味ある人達対象に更に細かく区切ってみる(例えば大学生だと何に困っているのか)→バイトができないからセミナーや英会話教室にいけない→家でできる安い英会話学習探している→でも続かない。

みたいないわゆるペルソナ(明確な顧客像)ですね。これが見えてきます。
私はとある教材で学習した際に、最初にペルソナを作れ!と教わりました。

しかし、お客さんの悩みや客層、自分自身の商品がある程度みえないのにペルソナを作るのは結構難しいです。要は、ただの想像になってしまうんです。

私は実際にそのペルソナを最初に作った後に、市場調査や英語学習者の悩みを調べてみた所、最初のペルソナがいかに自分が提供したいサービスのターゲット層から外れていたかが分かりました。ペルソナに軽く時間かけたのにも関わらずです。

元々、商品をしっかりすでに提供している人であれば問題ないのでしょうが、私のようにガラッと顧客を変えようとしている場合や、そもそもお客さんの顔が誰かわからない状況では、いきなりペルソナを作るのは微妙と言えそうです。

というわけでおすすめなのが、やはり市場調査やユーザーの悩みをある程度把握した上でのペルソナ作成を私はおすすめしたいと思います。

というわけで、いずれにしても自社、他社、顧客の3点から考えて見る必要があり、それをぐるぐる回すことで「○○といえば自社サイト」が見えてくるのではないかと思います。

弊社サイトの場合もそれでターゲット層が見えてきましたので、おすすめします。

SAITO JUN
SAITO JUN
株式会社reminisceの代表

Similar Articles

Comments

Most Popular